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燕京雑考@ブログ版
中国・北京の歴史、風習を紹介。一日一つを目指します。
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日本の春分の日、中国の清明節
春のお墓参り

日本では、「寒さ暑さも彼岸まで」といいますが、冬も過ぎ、暖かくなってきたころお彼岸を迎えます。お彼岸には先祖のお墓参りをして墓掃除をしますが、この春のお彼岸の中日が春分の日です。
暖かくなって、外を出て歩くにもよい時期にお墓参りという行事があるなんてすごいなぁとずっと思っていたのですが、なんと中国にも同じ時期にお墓参りの行事がありました。日本では二十四節気の春分ですが、中国の場合はその半月後の清明節の日(4月4,5日ごろ)です。この日は「掃墓」(お墓掃除の日)で、先祖のお墓参りをします。

清明の日は伝統的に「子供の頭に柳を巻いて、墓参りにいって墓掃除をする」日なのだそうです。日本のお墓参りも中国のお墓参りも特別な違いはありませんが、中国の場合はこの時に紙で作った日用品やあの世で使うというお金を燃やします。

日本ではこの時期欠かせないものが牡丹餅ですが、中国の清明節では「青団」です。青団とは餡を包んだ蓬の団子のことで、日本の草もちのことです。こういうことも似ていますね。

上に、「子供の頭に柳を巻いて」と書きましたが、これは昔の清明節の習慣でした。これは、唐の高宗が、三月三日に渭水のほとりで禊を行い、群臣たちに柳の冠を賜り、「これを頭に戴けばさそりの毒から免れる」と言ったことに始まるそうです。今では残っていない風習のようです。

春分の日に寄せて、中国のお墓参りをご紹介しました。





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迎春花と連翹... その2 連翹

北京の春を真っ先に彩る花はその名も”迎春花”。日本ではなじみのない名前で、説明するときに「連翹のような...」というのですが、連翹とはまったく違う花です。今回は、”迎春花”を連翹と比較しながらご紹介します。

*連翹 Forsythia suspensa

 

連翹は花弁4枚。連翹は縦長に開きます。

共通点は、どちらも木犀科の植物。そしてちらも花が咲いてから、葉が出てきます。そしてどちらも中国が原産の花。迎春花は中国の華北、西南、華東地区の山岳地帯の原産だとのこと。挿し木で簡単に増やすことができるようです。連翹と同じように漢方薬にも用いられます。盆栽にしたり、庭に植えたりして、春を楽しむ植物が、迎春花です。

植物関係のサイトなどでお調べになるときには、迎春花は、「黄梅」と言う名前でお調べください。

迎春花が咲き、ヤナギの木から若葉が出始めると、長い冬からようやく開放された気分になって来る北京です。

今回は
Botanical Garden・植物園へようこそ!

北京科学普之窗を参考にしました。




迎春花と連翹... その1 迎春花


北京の春を真っ先に彩る花はその名も”迎春花”。日本ではなじみのない名前で、説明するときに「連翹のような...」というのですが、連翹とはまったく違う花です。今回は、”迎春花”を連翹と比較しながらご紹介します。

*迎春花(別名黄梅、金腰帯)Jasminum nudiflorum

 

迎春花は低く枝垂桜のように枝が垂れています。
(枝が地に這う...という言い方もあるようですが)
花は、迎春花は花弁が5,6枚。連翹に比べて大きく開きます。

共通点は、どちらも木犀科の植物。そしてちらも花が咲いてから、葉が出てきます。そしてどちらも中国が原産の花。迎春花は中国の華北、西南、華東地区の山岳地帯の原産だとのこと。挿し木で簡単に増やすことができるようです。連翹と同じように漢方薬にも用いられます。盆栽にしたり、庭に植えたりして、春を楽しむ植物が、迎春花です。

植物関係のサイトなどでお調べになるときには、迎春花は、「黄梅」と言う名前でお調べください。

迎春花が咲き、ヤナギの木から若葉が出始めると、長い冬からようやく開放された気分になって来る北京です。

今回は
Botanical Garden・植物園へようこそ!

北京科学普之窗を参考にしました。


迎春花(げいしゅんか インチュンホァ)……黄梅



北京で最初に咲きはじめる花が迎春花です。
小ぶりの黄色い花です。
この花が咲き出すと、春が来たのだなぁと実感します。
実はこの花、日本では黄梅というのですが、
梅の仲間ではなくモクセイの仲間です。
モクセイ科の植物なのですが、香りがしないと言うところが特徴です。

迎春花……春を迎える花。とってもいい名前ですよね。

「雪の中の迎春花」
20数年前の雑誌の切りぬき
お気に入りの写真の一枚
立春の習慣に「春餅(チュンピン)」を食べる習慣と「咬春」の習慣があります。
「咬春」とは、生の大根をかじる事。生の大根をかじってその辛味で「春困(しゅんこん)」といわれる春の眠気を吹き飛ばすのだそうです。

「春餅」は、メキシコのタコスのようなものですが、朝日新聞の家庭欄にそのレシピが載っていたのでご紹介。(2000/03/05付)

「春餅」の作り方

皮:
強力粉150g 薄力粉120g ごま油小さじ1 熱湯200ccを混ぜ、耳たぶぐらいの軟らかさにして20分ねかせる。棒状に延ばし20個に分け、1個直径6cmに伸ばす。ごま油を塗って2枚重ねる。それを直径18cmほどに再び延ばし、中火のフライパンで両面に焼き色をつけ、膨らんだら2枚にはがし、それぞれを4枚おりにする。

味噌:
ごま油大さじ1で葱のみじん切り30gをさっといためる。赤だし味噌70g 砂糖小さじ2 水カップ半分を加えて混ぜる。

具:
鶏ささみ40gを千切りにしてしょうが汁、酒、片栗粉をまぶして油で炒め、もやし150gを加え塩で味付け。
豚の細切り肉100gに醤油、酒、しょうが汁、片栗粉をまぶし油で炒め、ザク切りの韮100gを加え塩で味付け。
塩を加えた溶き卵2個分を半熟状に炒る、別に長葱のみじん切り大さじ1 カニ100gを強火で油で炒め、半熟状の炒り卵を加え少々炒める。

皮は食べる間際に5分ほど蒸す。
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