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燕京雑考@ブログ版
中国・北京の歴史、風習を紹介。一日一つを目指します。
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耍猴図(猿まわしの図)



銅鑼を鳴らしながら、通りを歩いているのが”猿まわし”です。

猿は、服を着て、棒に上ったり、つれているヤギ?に乗ったりと
いろいろな芸を見せてくれます。
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三棒鼓図(曲芸太鼓打ちの図)



普通太鼓は日本の撥で鳴らしますが、三本の撥を使うので「三棒鼓」です。

太鼓を鳴らしながら、歌を歌いお金をもらいます。
陜西のあたりから都にやってきて、その芸をみせています。
過賣図(ウェイターの図)



昔のレストラン、飯屋などの給仕、つまりウェイターさんです。
お酒や、料理を、”慇懃”に運んできてくれます。
ちゃきちゃきと動く給仕さんが目に浮かびそうです。



賣蟈蟈図(くつわむし売りの図)



くつわむし売りから買っているのは、お坊ちゃまですね。

くつわむしは季節を問わずいるようですが、
冬の季節(旧暦十月から三ヶ月)に売られるくつわむしの中には人工飼育されたものがあって、高い値で売れました。

この季節に売られた虫について、燕京歳時記にも書かれていますので、
ご参照ください。

「こおろぎ、くつわむし、えんまこおろぎ」(燕京歳時記)
北京民間生活彩図:医道図(医療の図)



医者に脈を診てもらっている女性の図です。

都には、宮廷御用達の医者がいてそういう医者を、「太医」「御医」といいました。
料金は二
「門脈」という脈を診てもらう... 診療代、数百文
往診を頼むと「馬銭」という往診料が400文、800文とかかりました。

医者に診てもらうのは、これで終わりですが、
これは診察してもらうだけです。
この後、医者に書いてもらった処方箋をもって、薬局に行き、いわゆる「漢方薬」を調合してもらいます。
その処方箋は、書いてある面を外側にして折るのだとか...
処方の書いてある面を内側に折るのは、縁起がわるいのだそうです。



この図は、来ている服から見ても、その種の医者が、
お金持ちの奥様を診ている図です。

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