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燕京雑考@ブログ版
中国・北京の歴史、風習を紹介。一日一つを目指します。
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年画 目次

年画は、年越しのときに壁に貼られるおめでたい絵のことです。各種のおめでたいデザインがあり、また地方ごとに特色があります。
そのいくつかを紹介しましょう。

◇ 天津楊柳青年画

◇ 蘇州桃花塢年画

◇ 山東濰坊楊家埠年画


◇ 四川綿竹年画

◇ 河南朱仙鎮年画

◇ 広東仏山年画

◇ 河北武強年画

◇ 陜西鳳翔年画




山西臨汾平度年画はすでに伝承が途絶えてしまい、現在愛好家の親子が制作しているのみだといいます。保護しないと、いつかは他の年画も消えてしまうかもしれませんね。

北京人である李華さんは、お正月の準備に必ずお母さんに頼まれて年画を買ってきたといいます。彼女の思い出によると、それは天津楊柳青年画の「蓮年有余」という蓮の花をバックに魚を抱いた子供の絵で、それ一枚を買ったあとは自分の好きな絵を買ってもよいといわれていたそうです。そして二十三日の大掃除のあとに、お部屋の中にそれらは貼られます。

彼女に確かめたところ、日本のお正月飾りを焼く習慣などはなく、汚れたときにはずすぐらいだとのことです。たいてい年末までは残っていないけれど……とのことです。

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年画:陜西鳳翔年画



明中期、陜西省関中で始まりました。
赤・緑・黄の3色を主に使った、簡潔な作風が特徴となっています。

年画:河北武強年画



華北一体に流行した年画。
明・永楽年間に始まったとされ清の康煕から嘉靖年間に最盛期を迎えました。
物語の場面を描いたもの、風俗を描いたものがおおいです。
年画:広東仏山年画



門に飾る”門神”絵が中心。
線は太く、絵は簡潔で、色彩は数色で鮮やかに彩られています。
年画:河南朱仙鎮年画



北宋の時代から現代まで1000年の歴史を誇る木版画の年画。
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