燕京雑考@ブログ版
中国・北京の歴史、風習を紹介。一日一つを目指します。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
李華さんのいま話、むかし話 ☆ 日本人のイメージ
李華さんは、日本の男性というと「亭主関白」で 「頑固親父」をイメージしていたと言う。
「日本軍が侵略してきたときのことを母から聞いたのだけど、
襲われるかもしれないから女達は家から出てはいけないって、
相当ビクビクして暮していたことがあったのだそうよ。」
「これは戦争の時の話しだから、私と母のイメージは違うんだけど、
日本の男性というと、厳格ってイメージが強いのよね。」
「でもね、私が知っている日本の男性って、数は少ないけれど、
私のイメージとは全然違うのよね。
みんな温和な感じで、私のイメージとは違っていたわ。」
あるとき、李華さんがそんな話しをしてくれた。
「私のイメージって、どこからきているのかしら。
小説なのか、映画なのか、それとも誰かから聞いたものなのかしら。」
「時代の違いっていうのもあるかも……」 と私が言うと。
「そうね、私の両親の世代と私達の世代では中国でも男性も女性も違うもの。
私の描いていたイメージは、ひと昔前の誇張されたイメージなのかもしれな いわ。」
といっていた。
「そうはいっても、普通の中国人が抱いている日本の男性のイメージってそういうものよ。
そして日本の女性は、物静かで、おしとやかで……そういうイメージ。」
「女性のイメージは、そのままなのだけど、男性は違っていたわ。」
我が家と、そして私に李華さんを紹介してくれた友達の家と経験した李華さんの言葉だ。
そういう話が出たときに思った。
李華さんは、日本人に対してどういうイメージを持っていたのだろうか。
商売をしていたお父さんが、日本人の友人もいたという背景もあるのだろうか彼女は日本人に対して、とてもよいイメージだけを持っていた気がする。
そして私自身、日本の戦争の時のことについて、
何もつらい思いをするようなことを言われた事が一度もない事に気がついた。
もしかすると、私と李華さんは、滅多にない種類の日本人と中国人なのかもしれない。
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
最後に
李華さんのお世話になりながら、暮してきた北京での生活も、
残すところあと1ヶ月となりました。
急に帰国が決まったためです。
本当は、もっといろいろな李華さんのお話しをお伝えしたかったのですが、
最近は、私生活が落ち着かず、場当たりなお話ししかお伝えできなかったことを残念に思っています。
短い間でしたが、お読みいただき、ありがとうございました。
李華さんは、日本の男性というと「亭主関白」で 「頑固親父」をイメージしていたと言う。
「日本軍が侵略してきたときのことを母から聞いたのだけど、
襲われるかもしれないから女達は家から出てはいけないって、
相当ビクビクして暮していたことがあったのだそうよ。」
「これは戦争の時の話しだから、私と母のイメージは違うんだけど、
日本の男性というと、厳格ってイメージが強いのよね。」
「でもね、私が知っている日本の男性って、数は少ないけれど、
私のイメージとは全然違うのよね。
みんな温和な感じで、私のイメージとは違っていたわ。」
あるとき、李華さんがそんな話しをしてくれた。
「私のイメージって、どこからきているのかしら。
小説なのか、映画なのか、それとも誰かから聞いたものなのかしら。」
「時代の違いっていうのもあるかも……」 と私が言うと。
「そうね、私の両親の世代と私達の世代では中国でも男性も女性も違うもの。
私の描いていたイメージは、ひと昔前の誇張されたイメージなのかもしれな いわ。」
といっていた。
「そうはいっても、普通の中国人が抱いている日本の男性のイメージってそういうものよ。
そして日本の女性は、物静かで、おしとやかで……そういうイメージ。」
「女性のイメージは、そのままなのだけど、男性は違っていたわ。」
我が家と、そして私に李華さんを紹介してくれた友達の家と経験した李華さんの言葉だ。
そういう話が出たときに思った。
李華さんは、日本人に対してどういうイメージを持っていたのだろうか。
商売をしていたお父さんが、日本人の友人もいたという背景もあるのだろうか彼女は日本人に対して、とてもよいイメージだけを持っていた気がする。
そして私自身、日本の戦争の時のことについて、
何もつらい思いをするようなことを言われた事が一度もない事に気がついた。
もしかすると、私と李華さんは、滅多にない種類の日本人と中国人なのかもしれない。
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
最後に
李華さんのお世話になりながら、暮してきた北京での生活も、
残すところあと1ヶ月となりました。
急に帰国が決まったためです。
本当は、もっといろいろな李華さんのお話しをお伝えしたかったのですが、
最近は、私生活が落ち着かず、場当たりなお話ししかお伝えできなかったことを残念に思っています。
短い間でしたが、お読みいただき、ありがとうございました。
2003/05/30
PR
この記事にコメントする