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燕京雑考@ブログ版
中国・北京の歴史、風習を紹介。一日一つを目指します。
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北京の冬は寒さが厳しいので、人々は春を待ち焦がれます。当時から九九八十一日を指折り数え(「数九」といいます)、昔の人は春を待ちました。その春を思う心が、こんな風流な遊びを生みました。

「亭前垂柳珍重待春風(ていぜんのたれやなぎ、ちんじゅうにはるかぜをまつ)」という春を待ち望む一句を冬至から毎日一画ずつ書いていくのです。九文字はすべて9画の漢字です。「垂」は 右の図のように書いてください。そうしないと9画になりません。


写真は故宮に残る清朝の道光皇帝の筆によるものです。

女性用には九枚の花弁の花が九輪の絵が用いられました。毎朝のお化粧のあと、紅の残りで花弁を1枚1枚染めたのだそうです。



そのように、人々は春を待ち焦がれるという風流な習慣があります。

これ以外にも、いろいろな消寒図があるので、機会があったらご紹介したいと思います。

関連項目:数九
梅の「消寒図」は斉魯膳芸ネット
から
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