燕京雑考@ブログ版
中国・北京の歴史、風習を紹介。一日一つを目指します。
「氷取」(燕京歳時記)
冬至から一ヶ月ほどの間は氷が固く、夜間には氷の切り出しが行われる。槌で石をたたいているような音が響く。これを氷取という。冬至から一ヶ月以上が過ぎた氷は堅くても夏の使用には耐えない。
『事物原会』によると、
とある。「凌院」とは氷蔵のことである。周の時代の十二月は現在の十月にあたり、氷を保存する制度はこのころから始まった。
冬至から一ヶ月ほどの間は氷が固く、夜間には氷の切り出しが行われる。槌で石をたたいているような音が響く。これを氷取という。冬至から一ヶ月以上が過ぎた氷は堅くても夏の使用には耐えない。
『事物原会』によると、
周の成王は「凌人(りょうじん)」という氷蔵の役人に命じて、毎年十二月勅令により氷を切り出し「凌院」に収めさせた。
とある。「凌院」とは氷蔵のことである。周の時代の十二月は現在の十月にあたり、氷を保存する制度はこのころから始まった。
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