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中国・北京の歴史、風習を紹介。一日一つを目指します。
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江南城隍廟は正陽門外南横街の東、先農壇の北西にある。

康煕年間(1662-1722)に建てられ、境内には江南の守護神の行宮がある。

毎年清明、中元と十月一日に縁日の市がたつ。これらの日に都人はこの守護神をお迎えして、孤独をお慰めする。

『寄園寄所寄』には

都とは美しいと言う意味であり『詩経』に「かの都人士」という記載があるが、これは「帝王の住んでいる土地はすべてが整い、人々は優雅で美しい」という意味である。そこから都を「都門」と都の人を「都人」という言葉が出来た。

とある。


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訳注:

江南城隍廟 :城隍神は都市の守護神のことで、城隍廟に祀られています。江南城隍廟は、江南地方の守護神を祀っています。建物は現存していますん。(1956年、先農壇体育場のプール建設のために、撤去されたとのこと。)

先農壇:皇帝が国家の農業の繁栄を祈り祭ったところです。

清明、中元と十月一日: これらは中国では年3回の先祖を祭る日になっています。ちなみに十月一日は「寒衣節」といいます。

『寄園寄所寄』:清・趙吉士の著。明の時代のさまざまな事象、故実などを収録しています。

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