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燕京雑考@ブログ版
中国・北京の歴史、風習を紹介。一日一つを目指します。
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頭伏餃子、二伏麺、三伏烙餅攤鶏蛋

日本では夏、土用の丑の日にうなぎを食べる習慣がありますが、北京では一年で一番暑い時期の「三伏」には「頭伏餃子、二伏麺、三伏烙餅攤鶏蛋」といい、三伏の最初の初伏(ここでは頭伏)に餃子、中伏(ここでは二伏)には麺、末伏(三伏)には卵入りの烙餅という中華風クレープはを食べます。

暑いのに、なぜ餃子に、麺か...。(ちなみに北京ではゆでた餃子「水餃」が一般的です)。この時期はちょうど小麦の収穫期で、新しい小麦が手に入ります。体から大汗をかいて、初物を食べて邪気を払うという意味合いがあるようです。

末伏には中華風クレープの烙餅を食べますが、このころになると、ようやく炊事も楽になってくるので、家で、卵入りの烙餅を焼いて食べます。

日本の暑気払いに比べて質素ですが、お肉などは”上火”、漢方医学でいうところの”のぼせ”の状態になり体調を崩しやすくなるので、夏の暑い時期には避けるようです。

この言葉ですが、以前、「初伏、餃子、中伏、麺、末伏、烙餅炒鶏蛋」だと思っていました。北京の人にそう教えてもらったのですが、私の記憶違いでしょうね... (^^ゞ。

ちなみに今年2012年の三伏の日程は
初伏:7月18日-7月27日
中伏:7月28日-8月6日
末伏:8月7日-8月16日

です。

参考
三伏
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