忍者ブログ
燕京雑考@ブログ版
中国・北京の歴史、風習を紹介。一日一つを目指します。
 430 |  429 |  428 |  426 |  427 |  425 |  418 |  423 |  422 |  421 |  407 |
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

「氷のご下賜」(燕京歳時記)

都では初伏から立秋までのあいだ、官公庁で氷のご下賜がある。この時期工部よりチケットが配られ、それをもって氷の引き換えに自ら出向く。そのご下賜の氷の多寡は位により異なる。

『帝京景物略』には
明の時代には立夏の日に氷倉が開かれ、文武の大臣に氷のご下賜があった。庶民の氷売りは銅の杯を二枚あわせて鳴らしながら、声高らかに売り歩く。この銅の杯を氷杯という。

とある。

この氷売りの風景は現在も見る事が出来るが、耳に涼しく、平和な響きがある。


--------------------------------------------------------------------------------

訳注:

初伏:夏至のあとの3回目の「庚(かのえ)」の日。4回目の「庚」の日を「中伏」、6回目の「庚」を「末伏」といいこの時期を三伏という。この時期が一年間で一番暑い時期といわれている。 詳しくは「三伏」を参照。
PR
この記事にコメントする
Name
Title
Color
Mail
URL
Comment
Password   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret (管理人しか読むことができません)
Copyright ©  燕京雑考@ブログ版  All Rights Reserved.
*Material by Pearl Box  * Template by tsukika
忍者ブログ [PR]
Admin ♥ Write ♥ Res
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
カテゴリー
プロフィール
HN:
ぽんず
HP:
性別:
女性
ブログ内検索
カウンター
アクセスカウンター
フリーエリア
最新コメント
最新トラックバック
バーコード
忍者アナライズ