燕京雑考@ブログ版
中国・北京の歴史、風習を紹介。一日一つを目指します。
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「氷のご下賜」(燕京歳時記)
都では初伏から立秋までのあいだ、官公庁で氷のご下賜がある。この時期工部よりチケットが配られ、それをもって氷の引き換えに自ら出向く。そのご下賜の氷の多寡は位により異なる。
『帝京景物略』には
とある。
この氷売りの風景は現在も見る事が出来るが、耳に涼しく、平和な響きがある。
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訳注:
初伏:夏至のあとの3回目の「庚(かのえ)」の日。4回目の「庚」の日を「中伏」、6回目の「庚」を「末伏」といいこの時期を三伏という。この時期が一年間で一番暑い時期といわれている。 詳しくは「三伏」を参照。
都では初伏から立秋までのあいだ、官公庁で氷のご下賜がある。この時期工部よりチケットが配られ、それをもって氷の引き換えに自ら出向く。そのご下賜の氷の多寡は位により異なる。
『帝京景物略』には
明の時代には立夏の日に氷倉が開かれ、文武の大臣に氷のご下賜があった。庶民の氷売りは銅の杯を二枚あわせて鳴らしながら、声高らかに売り歩く。この銅の杯を氷杯という。
とある。
この氷売りの風景は現在も見る事が出来るが、耳に涼しく、平和な響きがある。
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訳注:
初伏:夏至のあとの3回目の「庚(かのえ)」の日。4回目の「庚」の日を「中伏」、6回目の「庚」を「末伏」といいこの時期を三伏という。この時期が一年間で一番暑い時期といわれている。 詳しくは「三伏」を参照。
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