燕京雑考@ブログ版
中国・北京の歴史、風習を紹介。一日一つを目指します。
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「中頂」(燕京歳時記)
中頂の碧霞元君廟は右安門5kmほどの草橋にある。毎年六月一日に縁日の市がたつ。市には花卉樹木がおおく、錦を並べたような風情である。外城の住民が男も女も多く出かける。
『宸垣識略』には
とある。
呉厳の詩の注釈によると四月一日に縁日があったらしいが、現在は六月になっている。
中頂の碧霞元君廟は右安門5kmほどの草橋にある。毎年六月一日に縁日の市がたつ。市には花卉樹木がおおく、錦を並べたような風情である。外城の住民が男も女も多く出かける。
『宸垣識略』には
草橋は右安門外5kmにあり、水の多くの流れが集まるところである。水田を耕す人々はそれによって利益を得ている。土地は泉水に近く花を栽培するのに適している。そのためこのあたりの住民は花を栽培して生計を立てている。蓮花池があり、この蓮の香りは遠くまで漂う。ボタンや芍薬も到るところで栽培されている。橋から芍薬で有名な豊台までは5kmほどだ。元や明の時代には貴族の庭園が多くあった。元右丞相・廉希憲の万柳堂や断事府参謀・趙禹卿の匏瓜亭は端の左右にあったと言うが現在では、その場所は定かではない。
とある。
呉厳の詩の注釈によると四月一日に縁日があったらしいが、現在は六月になっている。
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