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燕京雑考@ブログ版
中国・北京の歴史、風習を紹介。一日一つを目指します。
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清の時代の、絵を集めた本はいろいろと持っているのですが、
ヨーロッパ人の人が描いたものはなかなか面白いです。
私が持っているのは、香港で出版された、トーマス・アロムというイギリス人画家の絵を中心に清朝中国をいろいろな面から解説した本なのですが、その表紙にもなっているのがこの絵。




Western Gate, Peking



ウエスタン・ゲートですし、門の内側に、パゴダが見えるので、阜成門だろうな... と思っていたのですが、
ついに、阜成門であることが、確認されました (^▽^)

ひょっとしたことから、マカートニー使節団について、調べていたのですが、
その随行員であったウィリアム・アレグザンダー描いた「北京の平則門」という絵を見つけたのです。
(ウイリアム・シャング氏の論文『イギリス人画家ウィリアム・アレグザンダーが 演出した 18 世紀末期の中国』による)
平則門とは、阜成門の昔の名前です。
アロムは、実際に中国を訪れていないそうですから、
(中東あたりまでは旅行したことがあるそうですが)
多分、アレグザンダーの絵を、模して描いたのでしょうね。
アロム「中国風景図集」はもっていないし、アレグザンダーの絵にもの詳しくないので
比較しようがないのですが、とアレグザンダーの絵、ダブっているものが多かったりして.... と興味を持っているところです。



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