忍者ブログ
燕京雑考@ブログ版
中国・北京の歴史、風習を紹介。一日一つを目指します。
 84 |  83 |  82 |  81 |  89 |  79 |  78 |  77 |  75 |  74 |  73 |
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

花菓子には二つの種類がある。

一つは、小麦粉と砂糖で作ったもので、間に果物をはさみ、二段か三段重ねになっているもの。これは花菓子の上等なものだ。

もう一つは、蒸した餅の上にたくさんの棗や栗を飾ったもの。これは二級品。

重陽のために菓子屋ではあらかじめ作っておいて、これらを売りに出す。

『析津志』には
九月九日、都の人は小麦粉で菓子を作り、それを重陽の贈り物にする。また巷では莚の上に並べて売られた。
と書かれていて、現在と同じだった様子がうかがえる。

『帝京景物略』には
小麦粉で作った餅の上に棗や栗を星の如く並べたものを花菓子という。この菓子を売る店は華やかな旗を立てて看板とした。嫁に出した娘が家に帰り両親と共にこれを食べる習慣があったので、女の節句ともいう。
と書いている。今は、華やかな旗を立てて看板とする習慣も、嫁に行った娘が帰ってきて一緒にこれを食べる習慣もなく、意味合いは変わっている。

PR
この記事にコメントする
Name
Title
Color
Mail
URL
Comment
Password   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret (管理人しか読むことができません)
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
Copyright ©  燕京雑考@ブログ版  All Rights Reserved.
*Material by Pearl Box  * Template by tsukika
忍者ブログ [PR]
Admin ♥ Write ♥ Res
カレンダー
11 2024/12 01
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
カテゴリー
プロフィール
HN:
ぽんず
HP:
性別:
女性
ブログ内検索
カウンター
アクセスカウンター
フリーエリア
最新コメント
最新トラックバック
バーコード
忍者アナライズ