燕京雑考@ブログ版
中国・北京の歴史、風習を紹介。一日一つを目指します。
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重陽は九月九日のことです。
九は『易経』の中で陰陽の陽の数になっているので
九が重なる日なので、重陽といいます。
この節句の別名は
登高節、晒秋節、敬老節などといいます。
その由来は
・登高節
岡や高い建物に登る習慣があります。
秋の行楽という感じでしょうか。
・晒秋節
晒秋し収穫した農作物を日乾にすることを指し、
収穫祭のような意味合いがあります。
・敬老節
重九=重久に通じ、生命長命、健康長寿を意味することから
敬老の日ともされてきたそうです。
この日を詠んだ唐詩宋詩(日本でいうところの漢詩)は多々ありますが、
高いところに登ってお酒を飲んでいる場面がほとんどです。
この日のお酒は菊花酒でしょうか...
「九月九日憶山東兄弟」王維
独在異郷為異客 毎逢佳節倍思親
遥知兄弟登高処 遍挿茱萸少一人
独り異郷に在りて異客と為る
佳節に逢う毎に倍親を思う
遥かに知る兄弟高きに登る処
遍く茱萸を挿して一人を少くを
重陽の画像「重阳赏菊、饮酒、对弈」は百度百科から
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