燕京雑考@ブログ版
中国・北京の歴史、風習を紹介。一日一つを目指します。
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李華さんのいま話、むかし話 ☆ 修理屋さんが減ったわねぇ..
息子の、ダウンジャケットのファスナーが壊れた。
壊れたといってもツマミの部分だけで、それ以外はまだ大丈夫。それに、ダウンも結構上質の物を買ったので、出来たらファスナーだけでも取り替えたかった。そこでいつものように、李華さんに相談した。
「ファスナーだけ、取り換えられないかな?」
「最近、ミシンを外に出して衣類の補修してくれる人、少なくなったけれど...大丈夫。探してみるわ!」
そして次の日。。
「うちの近所に、一人いたわ。つまみの部分だけだから、本体の部分はそのままで、つまみの部分だけ交換してもらったの。7元よ。これはリバーシブルだから、ちょっと高いんだって。」
といって、付け替えてもらってきてくれた。
「最近は、靴の修理とか、衣類の補修とか、そとで簡単にやってくれる人、少なくなったわねぇ。」
と、李華さん。
「昔はたくさんいたのに。」
ちょっと前まで、細い通りなんかにはたいてい、各種の修理屋さんが、軒を並べるというより、道具を並べただけでたくさんいた。
「今は、探さなきゃいけなくなったわ」
確かに、驚くほどそういう人達は減ってしまった。
「直さないで買えってことなのかしらね。そういう人達がいないと、ちょっとダメになっただけでも、捨てなきゃいけないじゃない。」
そうだ、私の、かかとが磨り減ったのではなく、いびつにつぶれてしまったブーツも、彼女は「ダメモト」といって持って帰って直してきてくれた。
「まだまだ探せばいるけれど、あと数年経ったらどうなる事やら。それに、新しい場所にはそういう人達が本当にいないんだって。修理なんてやってくれる人は、他所の人が多いからね。」
こんなふうに毎回、あれやこれや、直しに持っていってくれる李華さん。
「主人のダウンのファスナーが壊れたのよ。それで、このまえ直してくれた人のところに行ったの。ところがなんと、いなかったのよ。もう真っ青になったわ。せっかく、良い人見つけたと思っていたのに。そしたらね、春節で田舎に帰っていたんだって。間が悪かっただけでよかったわ。」
ウチに来て、笑いながら報告してくれた。
「これで、しばらくは安心ね」
息子の、ダウンジャケットのファスナーが壊れた。
壊れたといってもツマミの部分だけで、それ以外はまだ大丈夫。それに、ダウンも結構上質の物を買ったので、出来たらファスナーだけでも取り替えたかった。そこでいつものように、李華さんに相談した。
「ファスナーだけ、取り換えられないかな?」
「最近、ミシンを外に出して衣類の補修してくれる人、少なくなったけれど...大丈夫。探してみるわ!」
そして次の日。。
「うちの近所に、一人いたわ。つまみの部分だけだから、本体の部分はそのままで、つまみの部分だけ交換してもらったの。7元よ。これはリバーシブルだから、ちょっと高いんだって。」
といって、付け替えてもらってきてくれた。
「最近は、靴の修理とか、衣類の補修とか、そとで簡単にやってくれる人、少なくなったわねぇ。」
と、李華さん。
「昔はたくさんいたのに。」
ちょっと前まで、細い通りなんかにはたいてい、各種の修理屋さんが、軒を並べるというより、道具を並べただけでたくさんいた。
「今は、探さなきゃいけなくなったわ」
確かに、驚くほどそういう人達は減ってしまった。
「直さないで買えってことなのかしらね。そういう人達がいないと、ちょっとダメになっただけでも、捨てなきゃいけないじゃない。」
そうだ、私の、かかとが磨り減ったのではなく、いびつにつぶれてしまったブーツも、彼女は「ダメモト」といって持って帰って直してきてくれた。
「まだまだ探せばいるけれど、あと数年経ったらどうなる事やら。それに、新しい場所にはそういう人達が本当にいないんだって。修理なんてやってくれる人は、他所の人が多いからね。」
こんなふうに毎回、あれやこれや、直しに持っていってくれる李華さん。
「主人のダウンのファスナーが壊れたのよ。それで、このまえ直してくれた人のところに行ったの。ところがなんと、いなかったのよ。もう真っ青になったわ。せっかく、良い人見つけたと思っていたのに。そしたらね、春節で田舎に帰っていたんだって。間が悪かっただけでよかったわ。」
ウチに来て、笑いながら報告してくれた。
「これで、しばらくは安心ね」
2003/03/14
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