燕京雑考@ブログ版
中国・北京の歴史、風習を紹介。一日一つを目指します。
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李華さんのいま話、むかし話 ☆ 李華さんの家-1
先日、李華さんのお宅にお邪魔した。
李華さんが住んでいるのは、
北京の昔の繁華街近くの胡同(横丁)で
四合院という旧式の家屋に住んでいる。
ここは彼女のお父さんが買った家で、
彼女の一家が住んでいた。
現在は、彼女の持ち物だが、何家族かが住んでいて、
「雑院」(長屋)状態だ。
家賃は国によって決められているため、雀の涙ほどだと言う。
李華さんが生まれたのはこの家ではない。
東単という内城(山の手)だ。
お父さんが天津との商売をしていて
いつも列車で行き来をしており、
駅から近いところに家を買ったのだと言う。
お兄さんたちは昔の家を覚えていて、
「あっちの家はよかった」
「窓に囲まれた部屋があって……」
などと小さいころによく聞かされていたという。
「その後、兄が連れて行ってくれたのよ。
でもイメージとは全然違っていたわ」
「近くに、煎餅売りのおじさんがいてね。
これは私も覚えていないのだけど。
兄たちはその人の息子とよく遊んでいて、
今でも仲良くしているらしいわ。」
この家も、今、まだあるかどうか、わからないという。
「たぶん取り壊しになったんじゃないかしら。」と彼女はいう。
そして、彼女の今住んでいる家も、いつ、取り壊しになるのかわからない。
それが今の北京の現状だ。
先日、李華さんのお宅にお邪魔した。
李華さんが住んでいるのは、
北京の昔の繁華街近くの胡同(横丁)で
四合院という旧式の家屋に住んでいる。
ここは彼女のお父さんが買った家で、
彼女の一家が住んでいた。
現在は、彼女の持ち物だが、何家族かが住んでいて、
「雑院」(長屋)状態だ。
家賃は国によって決められているため、雀の涙ほどだと言う。
李華さんが生まれたのはこの家ではない。
東単という内城(山の手)だ。
お父さんが天津との商売をしていて
いつも列車で行き来をしており、
駅から近いところに家を買ったのだと言う。
お兄さんたちは昔の家を覚えていて、
「あっちの家はよかった」
「窓に囲まれた部屋があって……」
などと小さいころによく聞かされていたという。
「その後、兄が連れて行ってくれたのよ。
でもイメージとは全然違っていたわ」
「近くに、煎餅売りのおじさんがいてね。
これは私も覚えていないのだけど。
兄たちはその人の息子とよく遊んでいて、
今でも仲良くしているらしいわ。」
この家も、今、まだあるかどうか、わからないという。
「たぶん取り壊しになったんじゃないかしら。」と彼女はいう。
そして、彼女の今住んでいる家も、いつ、取り壊しになるのかわからない。
それが今の北京の現状だ。
2003/03/28
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