燕京雑考@ブログ版
中国・北京の歴史、風習を紹介。一日一つを目指します。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
「清明」(燕京歳時記)
清明は火を使わず、冷たいものを食べる日であり、火を使わず、煙を出してはいけないので「禁煙節」と呼ばれてきた。昔の人はこの日を重んじてきたが、現在ではこの日を祝わず、子供の頭に柳を巻いて、墓参りをして墓の掃除をするだけになっている。貴族の家では、普通の供物以外に、五色の紙でつくった冥土銭や幡や日傘を墓の左手に飾る。墓参りが終わった後には親族が墓の外まで持ち出し、門前ですべてを焼くのである。これは「フートゥリ(佛多、Huturi満州語)」という満州人の習慣である。この「フートゥリ」は一般には行われない。
『析津志(せきしんし)』には、
「遼の時代、もっとも大切な祭りが清明だった。その日、上は宮中から、下は一般の庶民に至るまで、ブランコを設け楽しんだという」
と書かれている。明の時代になってその風習は変わり、ブランコに乗るようなことはなくなった。
また『歳時百問』には
「万物はこのときに生長する。そのためすべてが清浄で明潔であるから、清明という」
とある。
清明の日に柳を頭に戴くのは、唐の高宗が、三月三日に渭水(いすい)のほとりで禊(みそぎ)を行い、群臣たちに柳の冠を賜り、これを頭に戴けばさそりの毒から免れると言ったことに始まるという。それが今に伝わっているわけである。。
--------------------------------------------------------------
訳注:
『月令広義(げつれいこうぎ)』:明・万暦時代の季節ごとの政、しきたりなどなどを書いた本。編者は馮応京(ひょうおおきょう)。
『析津志(せきしんし)』:『析津志典志(せきしんしてん)』元の時代、当時の北京近辺の地理風土について書かれたもの。熊夢祥(ゆうむしょう)著。散逸してしまい原文は残っておらず、ほかの書物の中でしか見ることができない。
清明は火を使わず、冷たいものを食べる日であり、火を使わず、煙を出してはいけないので「禁煙節」と呼ばれてきた。昔の人はこの日を重んじてきたが、現在ではこの日を祝わず、子供の頭に柳を巻いて、墓参りをして墓の掃除をするだけになっている。貴族の家では、普通の供物以外に、五色の紙でつくった冥土銭や幡や日傘を墓の左手に飾る。墓参りが終わった後には親族が墓の外まで持ち出し、門前ですべてを焼くのである。これは「フートゥリ(佛多、Huturi満州語)」という満州人の習慣である。この「フートゥリ」は一般には行われない。
『析津志(せきしんし)』には、
「遼の時代、もっとも大切な祭りが清明だった。その日、上は宮中から、下は一般の庶民に至るまで、ブランコを設け楽しんだという」
と書かれている。明の時代になってその風習は変わり、ブランコに乗るようなことはなくなった。
また『歳時百問』には
「万物はこのときに生長する。そのためすべてが清浄で明潔であるから、清明という」
とある。
清明の日に柳を頭に戴くのは、唐の高宗が、三月三日に渭水(いすい)のほとりで禊(みそぎ)を行い、群臣たちに柳の冠を賜り、これを頭に戴けばさそりの毒から免れると言ったことに始まるという。それが今に伝わっているわけである。。
--------------------------------------------------------------
訳注:
『月令広義(げつれいこうぎ)』:明・万暦時代の季節ごとの政、しきたりなどなどを書いた本。編者は馮応京(ひょうおおきょう)。
『析津志(せきしんし)』:『析津志典志(せきしんしてん)』元の時代、当時の北京近辺の地理風土について書かれたもの。熊夢祥(ゆうむしょう)著。散逸してしまい原文は残っておらず、ほかの書物の中でしか見ることができない。
PR
故宮のフリー壁紙 慈寧宮
これはカレンダーの壁紙のシリーズ「故宮的符号」と同系統の壁紙です。
今回は「慈寧宮」と題されていますが、
覇下がメインですね。
覇下は、龍の六男といわれています。
詳しくは、「龍生九子」:六男「覇下」 をご覧ください。
オリジナルサイズはこちらから
http://www.dpm.org.cn/shtml/104/@/118511.html
これはカレンダーの壁紙のシリーズ「故宮的符号」と同系統の壁紙です。
今回は「慈寧宮」と題されていますが、
覇下がメインですね。
覇下は、龍の六男といわれています。
詳しくは、「龍生九子」:六男「覇下」 をご覧ください。
オリジナルサイズはこちらから
http://www.dpm.org.cn/shtml/104/@/118511.html
故宮のフリー壁紙 坤寧宮
これはカレンダーの壁紙のシリーズ「故宮的符号」と同系統の壁紙ですね。
坤寧宮は、皇帝が新婚時代をすごした場所でした。
この部屋については、清朝最後の皇帝である宣統帝が「私の半生」のなかで触れてる部分がありましたよね...
オリジナルサイズは故宮博物院のサイトからどうぞ。
これはカレンダーの壁紙のシリーズ「故宮的符号」と同系統の壁紙ですね。
坤寧宮は、皇帝が新婚時代をすごした場所でした。
この部屋については、清朝最後の皇帝である宣統帝が「私の半生」のなかで触れてる部分がありましたよね...
オリジナルサイズは故宮博物院のサイトからどうぞ。
故宮の2012年4月のカレンダー壁紙
故宮博物院のサイトで毎月UPしている、
カレンダーの壁紙のシリーズ「故宮的符号」。
紫禁城の中の「窗格」の写真です。
オリジナルサイズは、
故宮博物院 → 紫禁城時空http://www.dpm.org.cn/shtml/115/@/9036.html#480
でダウンロードしてください。
ほかにも、いろいろな壁紙がダウンロードできます。
故宮博物院のサイトで毎月UPしている、
カレンダーの壁紙のシリーズ「故宮的符号」。
紫禁城の中の「窗格」の写真です。
オリジナルサイズは、
故宮博物院 → 紫禁城時空http://www.dpm.org.cn/shtml/115/@/9036.html#480
でダウンロードしてください。
ほかにも、いろいろな壁紙がダウンロードできます。
故宮の4月のカレンダー壁紙 2012
故宮の2012年4月のカレンダー壁紙
故宮博物院のサイトで毎月UPしている、
カレンダーの壁紙のシリーズ「小趣」。
4月は南宋の「海棠蛱蝶図」。
オリジナルサイズは、
故宮博物院 → 紫禁城時空http://www.dpm.org.cn/shtml/115/@/9036.html#480
でダウンロードしてください。
ほかにも、いろいろな壁紙がダウンロードできます。
この壁紙は、待ち受けに使える小さいサイズもあります。
(あまりはっきりしませんが...)
故宮の2012年4月のカレンダー壁紙
故宮博物院のサイトで毎月UPしている、
カレンダーの壁紙のシリーズ「小趣」。
4月は南宋の「海棠蛱蝶図」。
オリジナルサイズは、
故宮博物院 → 紫禁城時空http://www.dpm.org.cn/shtml/115/@/9036.html#480
でダウンロードしてください。
ほかにも、いろいろな壁紙がダウンロードできます。
この壁紙は、待ち受けに使える小さいサイズもあります。
(あまりはっきりしませんが...)