燕京雑考@ブログ版
中国・北京の歴史、風習を紹介。一日一つを目指します。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
これが私の持っているものの中で、一番古いものかもしれません。(古銭だったら紀元前後の物を持っていますが)
銅鏡は鏡です(あたりまえですが)。でも長い間磨かれていなかったので光っていませんし、私の顔も映しません。
歴史の資料集になど載っている銅鏡の写真も光っているものはもちろんなくて、
銅鏡の鏡面はどうなっているのかずっと不思議に思っていました。
あるとき、中国の唐だったか、宋だったかの伝奇集をよんでいて、
ある物語で、鏡を磨く商売をしている若者に出会いました。
そういう商売があって、頻繁に磨かなくてはいけないのだ... と納得。
それも結構まめに磨かなくてはいけないと知りました。
昔はそういう人に頼んで鏡は磨いてもらっていたようです。
しかし、現在そのような商売の人はいないので、私はこの鏡を文鎮として使っています。
金の時代の出土品の銅鏡を文鎮として使っているなんてちょっと罰当たりかもしれませんが、(くださった恩師が知ったら気を悪くなさるかも(-_-;))、ただの飾りより、今でも実用にしているほうが、ものに対しては失礼がないのではと思っているところです。
銅鏡:双魚銅鏡 金代(1115-1234)のもので出土品
銅鏡は鏡です(あたりまえですが)。でも長い間磨かれていなかったので光っていませんし、私の顔も映しません。
歴史の資料集になど載っている銅鏡の写真も光っているものはもちろんなくて、
銅鏡の鏡面はどうなっているのかずっと不思議に思っていました。
あるとき、中国の唐だったか、宋だったかの伝奇集をよんでいて、
ある物語で、鏡を磨く商売をしている若者に出会いました。
そういう商売があって、頻繁に磨かなくてはいけないのだ... と納得。
それも結構まめに磨かなくてはいけないと知りました。
昔はそういう人に頼んで鏡は磨いてもらっていたようです。
しかし、現在そのような商売の人はいないので、私はこの鏡を文鎮として使っています。
金の時代の出土品の銅鏡を文鎮として使っているなんてちょっと罰当たりかもしれませんが、(くださった恩師が知ったら気を悪くなさるかも(-_-;))、ただの飾りより、今でも実用にしているほうが、ものに対しては失礼がないのではと思っているところです。
銅鏡:双魚銅鏡 金代(1115-1234)のもので出土品
PR
中秋節に飾られる兔のおじいさんの泥人形。
昔のお役人の衣装を着て傘を差しているものや、
甲冑を身にまとい幟をさしているものあるそう。
トラに乗ったり、座ったりしています。
昔は1mぐらいの大きさまであったとか……
1988年の春節に鼓楼で購入。
(なぜに春節?ま、時代が時代なんで....)
実はこの兔児爺、我が家の愛猫、ミトンに壊されちゃって今はないんです。
この写真が遺影 。・゜゜・(>_<;)・゜゜・。 ウエーン
日本語で言うと、「リスとブドウ」です。リスには松ぼっくり... というイメージがありますが、中国のデザインでは、リスにはブドウです。
食器、装飾品のデザインなどなど、あちらこちらで見かける、とても身近なデザインです。清朝の貴族の屋敷の屋根の上だったかでも見かけたことがあり、こんなところに、「リスとブドウ?」と驚いたことがありました。
画像は、有名な画家、斉白石の「松鼠葡萄」を切手にしたものです。
リスは、ねずみに繋がり、ねずみは子供をたくさん産むことから、子沢山の意味があります。葡萄も実が沢山つくことから、これまた子沢山の意味。そこから、「松鼠葡萄」は子沢山、豊作を願った図案になっています。
「松鼠葡萄」といえば、蘇州の老舗レストラン「松鶴楼」にの名物料理に「松鼠桂魚」というなの料理があります。
リスを使った料理ではなく、「桂魚の松の実入り甘酢あんかけ」なのですが、必ず付け合せには葡萄がついています。魚を揚げた形が、リス(松鼠)に見えるからとこの名が付いたといいますが、これに葡萄を付け合せにして、「松鼠葡萄」を表しているわけです。なかなか凝ったことをしますよね。もちろん他のお店でもこの料理は出るのですが葡萄はあまり付いていません。オリジナルならではのこだわりでしょうか。蛇足ですが、蘇州大好き?だった清の乾隆帝はこの料理がお気に入りだったようです。
食器、装飾品のデザインなどなど、あちらこちらで見かける、とても身近なデザインです。清朝の貴族の屋敷の屋根の上だったかでも見かけたことがあり、こんなところに、「リスとブドウ?」と驚いたことがありました。
画像は、有名な画家、斉白石の「松鼠葡萄」を切手にしたものです。
リスは、ねずみに繋がり、ねずみは子供をたくさん産むことから、子沢山の意味があります。葡萄も実が沢山つくことから、これまた子沢山の意味。そこから、「松鼠葡萄」は子沢山、豊作を願った図案になっています。
「松鼠葡萄」といえば、蘇州の老舗レストラン「松鶴楼」にの名物料理に「松鼠桂魚」というなの料理があります。
リスを使った料理ではなく、「桂魚の松の実入り甘酢あんかけ」なのですが、必ず付け合せには葡萄がついています。魚を揚げた形が、リス(松鼠)に見えるからとこの名が付いたといいますが、これに葡萄を付け合せにして、「松鼠葡萄」を表しているわけです。なかなか凝ったことをしますよね。もちろん他のお店でもこの料理は出るのですが葡萄はあまり付いていません。オリジナルならではのこだわりでしょうか。蛇足ですが、蘇州大好き?だった清の乾隆帝はこの料理がお気に入りだったようです。
今日は十六日、買い物に出かけ、
「まだ月餅売ってる!!!」と思ってしまいました。
十六日の月餅... という言葉を聞いた記憶があるのですが....
意味は、日本のクリスマスケーキのような...
もしもご存知の方、ご連絡ください!
「まだ月餅売ってる!!!」と思ってしまいました。
十六日の月餅... という言葉を聞いた記憶があるのですが....
意味は、日本のクリスマスケーキのような...
もしもご存知の方、ご連絡ください!
それも空からクモがす~~~っと降りてくる図案。
嫌いな人ならばぎゃ~~~と叫びたくなるような場面が描かれています。
これは「喜從天下」というデザインです。
「喜」は蟢子」、つまりアシナガグモのこと。アシナガグモは中国語で「喜子」、「喜蛛」、「喜母」とも呼ばれます。
服につくと、幸運をもたらすと昔から言われているのだそうです。
デザインの意味は、天から喜びが降りてきた..ということになりますね。.
それで、蜘蛛が吉祥のしるしなのですね。
この蜘蛛については、
長いこと息子に会えなかった母親の服にこの蜘蛛がついて、
数日後、息子が帰ってきた... などといろいろな逸話があるようです。
このデザインのクモの種類については、"Neighboring Nature"のナガタさんにご教授いただきました。
ありがとうございました!