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燕京雑考@ブログ版
中国・北京の歴史、風習を紹介。一日一つを目指します。
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埋葬して三日後に、家族そろって墓に参ります。
その後も三七日、五七日、七七日、六十日と墓に参ります。


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賑々しい葬列は、やがて墓地に到着します。
墓地は、占いによってえらばれます。
あらかじめ墓穴は掘ってあり、お棺がおろされます。
喪主が土を入れますが、掘ったときの土を入れます。
その後人夫たちが土をかけ、土饅頭にします。
お墓では、張り子の召使などが焼かれます。
そして空き地で参列者に食事が振る舞われます。


北京の習慣では、埋葬から帰ると
「陶器の鉢に包丁を二、三度こすり、手鏡をとってながめ、氷砂糖をつまんで食べる」
そうです。
意味は
「包丁をこすって悪鬼をおどかし、手鏡で悪鬼のいなくなったのを確かめ、氷砂糖で家族の一人をうしなった苦しみをさる。」
ということだそうです。(『北京風俗図譜』の解説から)




占い師によって時間が定められた時刻に鳴り物入りで賑やかに出棺します。

ちなみに、出棺の前日にはお通夜が行われます。
多くの人たちが集まり、宴席が設けられます。






死後三日目には、張り子の馬車などが焼かれ御霊送りの法要を行います。
この法要は鳴り物入りでにぎやかに執り行われますが、
これ以降出棺までは七日ごとの法要以外は静かに時を過ごします。




人が亡くなって最初の儀式が枕経なので、枕経としましたが、
この場合は、納棺後の、正式な初めての儀式(読経)のことです。

死者は、最低でも五日、お金持ちの家なら七七四十九日家に安置され、
僧侶を招き、供養します。


~>゜)~<蛇足>~~
冠婚葬祭で使っている絵は『北京風俗図譜』からのものです。
今までにご紹介した絵は歳時記も含め
燕京雑考の北京風俗図譜にまとめてありますのでこちらをご覧ください。

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