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燕京雑考@ブログ版
中国・北京の歴史、風習を紹介。一日一つを目指します。
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家人がなくなると、喪に服します。
男性は、辮髪の周りの髪や髭をそらず、
女性は白い髪飾りのみを用います。
喪服は白で、粗末な作りのものを身にまといます。

祭壇を作り、訃報を発し、
仏教(禅宗)、道教、チベット仏教などの僧侶を招き死者のための儀式をおこないます。


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家人がなくなると、門の両脇に貼られた「春聯」が白い紙で覆われます。
「春聯」には赤い紙に新年を迎えるにあたってのおめでたい言葉が書かれおり、毎年新年を迎えるときに張り替えますが、年中貼られていますので、こういった対応が必要です。

そして中にはには、草で編まれた日よけのようなもので小屋掛けをして、
弔問客を接待するための場所がを設けます。


~>゜)~<一言>~~
職人さんたちが忙しく小屋掛けしているのを、
子供たちが珍しそうにみているのが興味深いです。


以前、婚礼についてご紹介したので、今回は葬礼についてご紹介します。

日本では、黒が弔事のいろですが、中国では白が弔事を表し、
白事というと、お葬式のことになります。



死者は晴れ着に着替えさせ(死ぬ前に着替えさせることもあります)簡単な死者の寝床に移されます。
日本では、あの世への旅立ちということで昔の旅姿がかつては一般的でしたが、
中国では一番の晴れ着を着せるか、正装をさせます。

そして死者の足を「絆脚糸」という麻縄で縛ります。
これは悪霊が乗り移って悪さをすることを防ぐためです。
この糸は次に生まれるまで魂についているため、
中国では赤ん坊が生まれると、両足の間を切るような真似をするそうですが、それでようやく両足が自由になるのだそうです。

遺体の傍らでは、あの世への道を照らす灯がともされ、紙で作られたお金が旅路で困らないようにと燃やされます。

遺族が悲しみに浸る中、占い師が呼ばれ、葬儀の日程が詳しく決められます。


日本が盆の入りなので、お盆特集です。

御霊迎え





日本のお盆は、迎え火+精霊馬(キュウリで作った馬)でお迎えしますが、
中国は紙製のを燃やしてお出迎え!

盆提灯
日本でも盆提灯はありますが、
中国の盆提灯はちょっと違います。



子供たちはこれらの提灯を手に街を練り歩くので、
日本で近いものは、盆の花火大会かもしれませんね。

蓮の葉提灯、ヨモギ提灯、蓮花提灯:下画像順番に


蓮の葉提灯は、茎のついた蓮の葉に、ろうそくを立てたもの。
ヨモギ提灯はヨモギにお線香を結びつけたもの。
蓮花提灯は紙細工の提灯。

この三種類が主な提灯。中元の夜、子供たちは、これらの提灯をもって町を練り歩いた。

灯篭流し



いろいろな形の"船"を作って、蝋燭をのせて流します。
北京各地ばかりでなく、北方の各地で大きな被害を出した豪雨。
それにも関わらず、故宮は、水がたまらなかったそうです。
排水もきちんと設計されていたし、排水口も清掃がいきわたっていたことなのでしょうね。





詳しくはこちらをどうぞ!
暴雨中的故宫:几乎没有积水
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