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燕京雑考@ブログ版
中国・北京の歴史、風習を紹介。一日一つを目指します。
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欧米人の江戸、北京の良好気もよく読む書籍です。

幕末、清朝末期、東アジアを旅したのは、
超有名紅茶ブランド、フォーチュンの縁戚者です。

幕末日本探訪記 (講談社学術文庫)




フォーチュンの縁戚者ということもありましょう
植物についての言及が多く、それもなかなか楽しめます。

書籍紹介:『幕末日本探訪記 江戸と北京』


あれやこれや、ちょっとした、ことが面白いです。


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十九世紀中国風情画明信片 ...は.... やっぱり!!」を読まれて、
「点石斎画報」とは何?と思われる方に、こちらをどうぞ


とっても、怪しげな、新聞... 「点石斎画報」を楽しんでいただけると思います。





絵葉書集: 十九世紀中国風情画明信片」を安易に紹介してから、
この絵のオリジナルは... とずっと気になっていたのです。
画風から、「点石斎画報」という、清朝末期、上海で発行されたタブロイド新聞の絵だよなぁとは思っていたのです。
でも、原作の絵がこれだ!といえなかったので、あやふやにしていました。m(__)m
 注:「点石斎画報」は清朝末期、上海で発行されていたタブロイド新聞、日本で言ったら江戸時代の瓦版のようなもの...です。


ネットよりも、やっぱりこういうときは、手持ちの資料... ということで、
あれやこれやひっくり返してみました。
そして、ついに、見つけました!

これです!これ!!!



で、こちらが「絵葉書集: 十九世紀中国風情画明信片」からの一枚



一緒ですよね!!
これで、問題解決!!!
ホッと一息!





清の時代の、絵を集めた本はいろいろと持っているのですが、
ヨーロッパ人の人が描いたものはなかなか面白いです。
私が持っているのは、香港で出版された、トーマス・アロムというイギリス人画家の絵を中心に清朝中国をいろいろな面から解説した本なのですが、その表紙にもなっているのがこの絵。




Western Gate, Peking



ウエスタン・ゲートですし、門の内側に、パゴダが見えるので、阜成門だろうな... と思っていたのですが、
ついに、阜成門であることが、確認されました (^▽^)

ひょっとしたことから、マカートニー使節団について、調べていたのですが、
その随行員であったウィリアム・アレグザンダー描いた「北京の平則門」という絵を見つけたのです。
(ウイリアム・シャング氏の論文『イギリス人画家ウィリアム・アレグザンダーが 演出した 18 世紀末期の中国』による)
平則門とは、阜成門の昔の名前です。
アロムは、実際に中国を訪れていないそうですから、
(中東あたりまでは旅行したことがあるそうですが)
多分、アレグザンダーの絵を、模して描いたのでしょうね。
アロム「中国風景図集」はもっていないし、アレグザンダーの絵にもの詳しくないので
比較しようがないのですが、とアレグザンダーの絵、ダブっているものが多かったりして.... と興味を持っているところです。



故宮博物院の壁紙集から見つけた昨年(2014年)の寒露の壁紙です。






紫禁城时空の「皇家月暦壁紙」からどうぞ!



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