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燕京雑考@ブログ版
中国・北京の歴史、風習を紹介。一日一つを目指します。
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北京風俗図 01. 収破爛 (くずあつめ)



先に鉄の針のついた竹の棒で落ちている紙くずをさし、担いでいる籠に入れて集めて歩きます。
朝早くから、町に出て、夕方までに籠いっぱいになればよいのですが...
非常なるかな、城門を閉じる太鼓の音....

同様の絵が北京民間生活彩図:撿爛紙図(紙くず拾いの図にあります。


前の絵 -◇- 北京風俗図TOP -◇- 次の絵
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北京風俗図(全34幅)は陳師曽(1876~1923)によって描かれたものです。

描かれた時期はわかっていませんが、
絵と一緒に書かれている題詞から、1915年以前のものだと考えられます。ちょうど清朝末期~民国初頭といったころに描かれたものでしょう。

特徴としては、庶民(底辺の人たちも含め)が描かれていることです。

今までご紹介してきたものとダブっているものもあるとおもいますが、お楽しみください。








  -01 収破爛
  -02 旱龍船
  -03 貨 郎
  -04 墻有耳
  -05 磨刀人
  -06 売烤薯
  -07 品茶客
  -08 玩 鳥
  -09 吹鼓手
  -10 山背子
  -11 赶大車
  -12 抗 街
  -13 賣切糕
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宮中の后妃、四月は庭で花を観るの図
(乾隆年間の「月曼清遊図冊」から)



 

宮中の后妃、一月は寒夜、梅を探すの図
(乾隆年間の「月曼清遊図冊」から)


提灯が飾られていますから、一月十五日・元宵節の夜。

二十三日小正月からの年越しの忙しい日程を歌にしたものです。
(臘月は十二月のことです)

臘月二十三、糖瓜粘     飴を貼る (かまどの神様を天に送る行事)
臘月二十四、掃房日     大掃除
臘月二十五、炸豆腐     豆腐を揚げる
臘月二十六、煮白肉     白身の肉を煮る (豚肉を準備する)
臘月二十七、宰公鶏     鶏肉を準備する
臘月二十八、把麺発     小麦粉を膨らませる
臘月二十九、蒸饅頭     饅頭(マントウ)を蒸かす
三十晚上熬一宿       三十日は徹夜で過ごす
大年初一,扭一扭      元日には縁日をひやかす

いろいろなバージョンがありますが、私が聴いたことがあるものをご紹介しました。

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