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燕京雑考@ブログ版
中国・北京の歴史、風習を紹介。一日一つを目指します。
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1930年代北京観光7日間、お勧めコース個人旅行編 観光一日目 午後
今日の予定 午前:天壇、先農壇。 午後:歴史博物館 そのあと東安市場

午後

昼食、休憩のあと、人力車で、歴史博物館へ。
人力車は午門に乗りつけ、そこで入場券+各種展覧を見ることができる総合チケットを購入しましょう。

午門を入場したら、まず西へ向かいます。
武英殿には、イギリスやカナダが略奪後返還した文物が展示されています。
それを見た後はさらに西へ
トルコ風浴堂のある浴徳堂へ。
ここは乾隆帝が香妃のために建てたもので、堂内にはカスティリオーネによる、異国風衣装を着た香妃の絵がかかっています。

浴徳堂は東に戻り、紫禁城中心線上の太和、保和、中和の三大殿を堪能してください。
(紫禁城を楽しんでください)
そしてぜひ洪憲館へ。洪憲館には袁世凱が皇帝を称したときの儀式に用いられた古代兵器が飾られています。

その後はどんどん東へ。
ファーガソン寄贈の文物が飾られている文華殿を見て、伝心殿と足を進めてください。
そして東華門にいたるころにはよいころあいかと....。

東華門からは人力車で、東安市場へ。
徳昌などの茶館で休憩、その後商店などを見て歩きましょう。
夜は五芳斎、東黔陽小吃館で楽しみ、人力車で旅館へ。
ゆっくり休んで、明日の観光に備えましょう!

訳注
この当時の歴史博物館は 紫禁城の外朝部分(政治が行われていた部分)をさしました。
そして内廷部分(後宮部分)が故宮博物院でした。
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1930年代北京観光7日間、お勧めコース個人旅行編 観光一日目・午前
今日の予定 午前:天壇、先農壇。 午後:歴史博物館 そのあと東安市場

午前
人力車で、とりあえず天壇に。
天壇観光はチケットが外壇のみ、と内壇も....に分かれるのでご注意。
外壇のみでもかなり楽しめます。自然豊かでそういう中を歩くのも楽しみの一つ。
内壇チケットは外壇に加え、は圜丘壇、祈年殿、斎宮、長廊などといった旧跡を見ることができます。

天壇見た後は、西に向かい、先農壇へ。(徒歩でOK)
太歳殿、観耕台、慶成宮、雩壇など、天壇と同様の価値ある古跡を楽しんでください

これで午前の予定は終わり...
旅館に戻って、昼食、そして休息をとりましょう。
1930年代北京観光7日間、お勧めコース個人旅行編 出発

1935年出版の「北平旅行指南」という観光ガイドブックから、
上海から北平へ、1週間の観光旅行のお勧めコースをご紹介します。
(かなり脚色しています....)
まずは北平へでかけましょう。(当時は北京は北平といいました)

とりあえず日本から、気軽に船で出かけることができた上海を出発地としましょう。
(あのころは下駄履きででかけられたんだよ... とは知り合いのおじいちゃまのお言葉)

上海からは「平滬」特急を利用します。
「平滬」とは、「北平-上海」の略です。今では「京滬」になります。
「滬」は上海の別称で、簡体字だと滬は「沪」です。

午後4時発の302便で北平に向かいます。
この列車が北平につくのは3日目の午前10時24分です。

車中二泊ですから、食べ物は多めに持っていきましょう。
ちなみに車中でも食事はOK。卵チャーハン+スープで洋銀0.6元、洋食なら一食1.5元ほどです。
(どんな貨幣価値だったのかは、とりあえず後日)
季節を問わずお茶は必要です。喉を潤すばかりではなく、顔をぬぐったり口をすすいだりするのにも使えます。駅に停車したときに購入しましょう。

ながい旅が終わって....
いよいよ、北平到着です。終点は正陽門駅です。

列車を降りると、番号が入った服を着た旅館の客引きが出迎えてくれますので、
客引きが案内してくれる人力車で旅館へ。
(ややこしいことは、省略(^^ゞ)

旅館に入って、昼食をとって、一休み.... 午後の時間があります。
知り合いがいるのであれば会いにでかけましょう。
知り合いがいないのであれば風呂屋に出かけるもよし、青雲閣にでかけるのもよし。
そして夜には陝西巷恩成居や韓家潭などで一献傾けるもなおよし。

明日からはいよいよ、北京観光です。
雍正十二月行楽図軸:正月観灯

お正月の十五日、元宵節の様子が、描かれています。
元宵節には提灯を飾り、それを見て愉しむ習慣があります。
回廊にもずらっと提灯がぶら下げられているのがみえます。
門神の年画をはった扉の外では子供たちが爆竹を鳴らす姿も見られ、
中庭?では女性や子供たちが何かを愉しんでいます。
赤いやぐらは、「鞦韆(秋千)」、つまりブランコなのではと思うのですが...

お正月最後のイベント、元宵を愉しむにぎやかな声が聞こえてきそうです。


詳しい絵は、故宮博物院のサイトでどうぞ
故宮博物院 『雍正十二月行楽図軸』http://www.dpm.org.cn/shtml/117/@/5897.html
雍正十二月行楽図軸

『雍正十二月行楽図軸』は雍正帝の時代の宮廷生活の様子を描いたもので、
一月から十二月まで12本の掛け軸からなります。

雍正帝は、雍正三年(1725年)8月に、先帝である康熙帝から皇子時代に賜った庭園の増改築をおこない、頻繁に円明園を訪れ滞在、宮廷が移転してきたかのようだったそうです。

『雍正十二月行楽図軸』では、それぞれの季節の行事が描かれていますが、
その舞台が、円明園であるということが特徴の一つです。
故宮博物院の説明に、雍正帝時代の宮廷生活の様子を描いたと解説されていますが、
描かれている人物の衣装を見ると、明の時代あたりの服装では?と思うのですが....
そういう突っ込みはおいておいて....

今月から1年間、季節をおって紹介していきます。
こちらでは小さな絵での紹介になります。
興味のある方はぜひ故宮博物院のサイトの『雍正十二月行楽図軸』のコーナーから、
該当図を拡大してお楽しみください。


◇ 正月観灯  ◇ 二月踏青   ◇ 三月賞桃 
◇ 四月流觴  ◇ 五月競舟   ◇ 六月納涼
◇ 七月乞巧  ◇ 八月賞月   ◇ 九月賞菊 
◇ 十月画像  ◇ 十一月参禅 ◇ 臘月賞雪
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