楊家埠年画選：香園寿桃、金魚満堂

楊家埠年画選：香園寿桃、金魚満堂



上の対が、香園寿桃
下の対が、金魚満堂

香園寿桃
桃は長寿をあらわします。

金魚満堂
金魚は、金玉をあらわします。
屋敷いっぱいに金玉が満ちることを願っています。

楊家埠年画選：窗瓶花

楊家埠年画選：窗瓶花



対の花瓶に、花が生けられているデザインです。
一つの花瓶には富貴をあらわすボタンが、
一つの花瓶には繁栄をあらわす蓮描かれていて
おめでたくも、華やかな年画です。

楊家埠年画選：瓜蝶富貴

楊家埠年画選：瓜蝶富貴



子々孫々の隆盛と、富と地位を願うデザインです。

瓜はつるでつながって、たくさんの実を結びます。
蝶は瓞、小さい瓜をあらわしています。
瓜と同じ意味で、
二つあわせて、子々孫々

蝙蝠は、「蝠」から「富」をあらわしています。
花は、ちょっと見えませんがキンモクセイ、桂花で、「貴」をあらわしています。

楊家埠年画選：蘭房生貴子、桂閣産麒麟

楊家埠年画選：蘭房生貴子、桂閣産麒麟




月の宮に麒麟が生まれ、我が家には大切な子供が生まれる....　といった対句が添えられています。
（ちなみに蘭房は、美しい人の部屋。桂閣は、月の宮殿のこと）

絵は、麒麟送子というデザインがベースです。
麒麟は聖人が世に現れるときに出現するといわれています。
良い子が生まれ、その子供が立派に育ちますようにますように....　という意味合いがあります。

楊家埠年画選：獅童進門

楊家埠年画選：獅童進門



子供の立身出世を願うデザインです。
子供が大きな獅子に乗りその傍らに小さな獅子は大獅小獅とともいうデザインです。
これは太師少師をあらわしています。
太師は周の三公、つまり大臣の一つ、少師はその補佐をする役職です。