燕京雑考@ブログ版
中国・北京の歴史、風習を紹介。一日一つを目指します。
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北京民間生活彩図:賣涼粉図(北京風ところてん売りの図)
涼粉(リャンフェン)... かなり力技で、北京風ところてんと訳しました。
涼粉は、青豆のでんぷんで作ります。
この売り子は、四角く固めたものを片方の桶に入れて運びます。
ちょうど”ところてん突き”でつく前のところてんの塊を考えてください。
注文があると、その四角い涼粉の塊を、細く切って、碗に入れます。
その上に、薬味やら、酢やら、ごま油やらをかけて、
箸で”つるつる!”と食べます。
まさしく、ところてんのようではありませんか?
売り子は、涼粉が入っている桶と、もう一つ、碗、箸、調味料などが入った桶を天秤棒で担いで、流し歩きます。
夏の風物詩です。
ちなみに原料の緑豆は、漢方で、暑気除けに効果があるとさている食材です。
涼粉(リャンフェン)... かなり力技で、北京風ところてんと訳しました。
涼粉は、青豆のでんぷんで作ります。
この売り子は、四角く固めたものを片方の桶に入れて運びます。
ちょうど”ところてん突き”でつく前のところてんの塊を考えてください。
注文があると、その四角い涼粉の塊を、細く切って、碗に入れます。
その上に、薬味やら、酢やら、ごま油やらをかけて、
箸で”つるつる!”と食べます。
まさしく、ところてんのようではありませんか?
売り子は、涼粉が入っている桶と、もう一つ、碗、箸、調味料などが入った桶を天秤棒で担いで、流し歩きます。
夏の風物詩です。
ちなみに原料の緑豆は、漢方で、暑気除けに効果があるとさている食材です。
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夏の飲み物?食べ物?暑気払いの緑豆湯
暑さよけの飲み物はなんといっても緑豆湯。緑豆を煮た、いってみればお汁粉の汁のようなもの。冷やさずに飲んだり、冷やして飲んだり。現在でも暑気払いの代表的な飲み物で、暑いときになると、交通整理の警官や、警備の兵士たちに振舞われます。
夏至を過ぎると、大棚の商店や薬屋、そして参拝客の多い寺院などでは店や門前に緑豆湯の 鍋や壷をおいて人々に無料で振舞いました。これは「捨暑湯」といわれました。場所によっては 幌で覆った場所を準備して人々に緑豆湯を喜捨しました。しかしこういったものは1930年代で見られなくなりました。
なぜ、緑豆なのか不思議だったのですが、緑豆には清熱解毒作用、利尿利水作用があるのだそうです。ですから夏に温かい緑豆湯を飲むのは、汗をかくためと、内臓を冷やさないためのようです。
ある暑い日に、住まいのアパートの警備員さんたちがなべを囲んでいるので近寄ってたずねると、「緑豆湯だよ。暑気払いにいいから飲んでみる?」とのこと。そういう警備員さんたち、みんな20才そこそこ。それでも冷たいものなど飲まずに温かい「緑豆湯」を暑気払いに飲んでいたのが印象的でした。一言で言うと、丁度甘くないお汁粉の汁。体が温まり、外気の熱さが忘れられる、そんな暑気払いの飲み物です。
暑さよけの飲み物はなんといっても緑豆湯。緑豆を煮た、いってみればお汁粉の汁のようなもの。冷やさずに飲んだり、冷やして飲んだり。現在でも暑気払いの代表的な飲み物で、暑いときになると、交通整理の警官や、警備の兵士たちに振舞われます。
夏至を過ぎると、大棚の商店や薬屋、そして参拝客の多い寺院などでは店や門前に緑豆湯の 鍋や壷をおいて人々に無料で振舞いました。これは「捨暑湯」といわれました。場所によっては 幌で覆った場所を準備して人々に緑豆湯を喜捨しました。しかしこういったものは1930年代で見られなくなりました。
なぜ、緑豆なのか不思議だったのですが、緑豆には清熱解毒作用、利尿利水作用があるのだそうです。ですから夏に温かい緑豆湯を飲むのは、汗をかくためと、内臓を冷やさないためのようです。
ある暑い日に、住まいのアパートの警備員さんたちがなべを囲んでいるので近寄ってたずねると、「緑豆湯だよ。暑気払いにいいから飲んでみる?」とのこと。そういう警備員さんたち、みんな20才そこそこ。それでも冷たいものなど飲まずに温かい「緑豆湯」を暑気払いに飲んでいたのが印象的でした。一言で言うと、丁度甘くないお汁粉の汁。体が温まり、外気の熱さが忘れられる、そんな暑気払いの飲み物です。
夏至麺
北京には「冬至にワンタン、夏至に麺」ということわざがあり、夏至には麺を食べます。
この麺は、ゆでた後、水をくぐらせる「過水麺」(水にくぐらせた麺)のことです。
暑くなってきた夏至のころ、釜揚げではなく、水をくぐらせ冷たくした麺は、たいそうおいしく感じられます。
北京では、日本で言うジャージャー麺、中国語で「炸醤麺(ジャージャンミェン)」にして食べます。油でひき肉と甘いお味噌(甜麺醤)いためたものを麺にあえてて、お好みで野菜をなどと一緒にいただきます。油でいためたお味噌は、風味もよく、食欲をそそります。
北京のお友達から注意の一言!「麺をくぐらせる水は湯冷ましを使うのよ」。日本では、あまり関係のないことですが...
(ちなみに、私は、外食時に、よいお水をくぐらせなかったものにあたって、おなかを壊したことがあります。中国ではやはり注意が必要です)
北京には「冬至にワンタン、夏至に麺」ということわざがあり、夏至には麺を食べます。
この麺は、ゆでた後、水をくぐらせる「過水麺」(水にくぐらせた麺)のことです。
暑くなってきた夏至のころ、釜揚げではなく、水をくぐらせ冷たくした麺は、たいそうおいしく感じられます。
北京では、日本で言うジャージャー麺、中国語で「炸醤麺(ジャージャンミェン)」にして食べます。油でひき肉と甘いお味噌(甜麺醤)いためたものを麺にあえてて、お好みで野菜をなどと一緒にいただきます。油でいためたお味噌は、風味もよく、食欲をそそります。
北京のお友達から注意の一言!「麺をくぐらせる水は湯冷ましを使うのよ」。日本では、あまり関係のないことですが...
(ちなみに、私は、外食時に、よいお水をくぐらせなかったものにあたって、おなかを壊したことがあります。中国ではやはり注意が必要です)