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燕京雑考@ブログ版
中国・北京の歴史、風習を紹介。一日一つを目指します。
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柳絮(りゅうじょ リュゥシュィ)



北京の春の名物のひとつ。柳の綿のような実が風に乗って舞い散り、一面をうめ尽くす。
その様子は、風流で、詩文などにも多く詠まれているけれど、私個人としては、この時期、咳に悩まされありがたくない風物である。

高校時代、図書館で『柳絮舞うころ』という題名の本を見かけ、北京のこの季節に思いをはせていた。優雅な風物にだと思っていた。

そして高校卒業後北京に留学、この柳絮初体験。のどをやられ、寝込んでしまう。それ以来、この時期必ずと言って良いほど一度は寝込むようになった。いまだにこの時期が苦手だ。

「柳絮が舞う季節、何がせつないって、咳が止まらなくなって、腹筋は痛くなる、胸は痛くなる……授業中だって教室の中を柳絮が舞うでしょ。それをみるとね、かつてその柳絮に思いをはせていた自分が可笑しくなるの。」 BFにそんな風にぼやいていた自分がよみがえる。

2001/04/25


この柳絮は「毛白楊」(ポプラの一種)から発生するのですが、その後綿毛の発生を抑える遺伝子組替えを行った毛白楊の木が研究開発されました。

留学時代から風流だとは思いながらも、柳絮に悩まされてきたので、これで一息つけると思う気持ちがある一方、季節の風物が一つ無くなりそうでちょっと寂しいです。
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北京の花の名所

日本でも梅を楽しんだり、桜のお花見をしたり、そういう習慣がありますが、北京でも春、花を楽しむ習慣はありました。

花の名所は多く、その時々で、あちらこちらに色々な花を愛でに出かけたようです。

杏の花は、北京郊外の黒龍潭。ここには城内からロバに乗って出かけたといいます。

萬壽山(頤和園)の木蓮は、清朝が倒れて後、一般の人にも開放され、ちょっとした遠出を兼ねてのお花見の楽しみの場所になりました。

手近なところでは、

ライラックは法源寺、牡丹は崇效寺、が有名でこぞって見に出かけたようです。こちらも民国以降になりますが、当時の中央公園、今の中山公園は牡丹の名所として気軽に出かけられる場所です。

物の本によりますと、花を愛で、詩を詠み、茶や酒を楽しみという花見の仕方が中国にもあったとか。

ここに私は、臥仏寺の桜桃を加えたいです。ここの「桜桃溝」の桜桃の桃色は北京にすんでいて、本当にホッとできる色でした。私が日本人だからなおのこと、桜の代わりに、あの桜桃を季節の花として、美しく思ったのかもしれませんね。

かつての花の名所ばかりでなく、各公園などで美しい花々を愛でることができます。花を愛でて一献、一首をはいかないかも知れませんが、ぜひ北京の花を楽しんでください。


参考
→ ライラックの名所・法源寺
春游(しゅんゆう チュンヨゥ)

春になると人々は郊外に遠足に出かけます。それを春游といいます。清明前後(二十四節で四月五日前後が清明節)が「春游」のシーズンです。昔は「踏青」とも言いました。
かつては西直門の外、高粱橋(現在の北京動物園のあたり)と言うところが春游の地として有名でした。ちょうど日本のお花見のようなものだったようです。屋台や出し物なども多く見られたと、資料には書かれています。

私のお勧めは「臥仏寺」でしたが... 今はどうでしょうか
金魚・おたまじゃくしの行商


いつも参考にしている、昔の中国の風俗を書いた本によると、春三、四月になると声高らかに、金魚やおたまじゃくしを売り歩く姿が見受けられたそうです。
天秤棒におたまじゃくしを入れた盥をぶら下げて、北京の胡同を、掛け声とともに売り歩いたようです。

「おたまじゃくしぃ!たにしだよ~♪」

盥は、三つ、四つに区切られ、金魚、おたまじゃくし以外に池や小川で取れた小魚やタニシが入っていました。

ちなみに金魚売は「ちっちゃい金魚!おっきい金魚♪」というような感じの売り声でした。(かなり意訳しました)

金魚は観賞用で、色々な種類の金魚が売られていました。おたまじゃくしもを金魚鉢などにいれて楽しみますが、本当の目的は緩衝ではありません。実はおたまじゃくしにはは「清熱」つまり、体の熱をさます効用がある薬でもあったのです。どうやって飲むのか...。「生きたまま水と一緒に飲み込む」ようです。白魚の踊り食いならぬ、おたまじゃくしの踊り飲み。最近でこそおたまじゃくしのしっぽに薬効のある成分があるとか何とか言いますが、それを昔の人たちは知っていたのでしょうか?大人たちは薬効があるからと、嫌がる子供たちに無理やり飲ませました。しかたなく、子供たちは目をつぶり、飲み込みます。その姿を想像しただけでも面白いですね。

一緒に売られているタニシも子供の体によいと買われたようです。確かにカルシウム・鉄分が非常に多く、さらにビタミンA・B2も多く含有しているとのことで体によさそうです。

この行商には、子供姿も多く見受けられたようです。両親が畑仕事をしている間に、その近くの池や小川でおたまじゃくしなどを取って売りにでるからでしょう。

春一番の雷が落ちると、おたまじゃくしの尻尾が取れるというとか。それを声高らかに売り歩く子供の姿、そして買ったおたまじゃくしをお邸の中で楽しみに見ている子供のすがたが思い浮かぶようです。
黄砂

黄砂の吹く日、スカーフは必需品。女性は顔をすっかりスカーフで覆ってしまう。かつては大き目のスカーフで、(それも真っ赤な紗の)赤ちゃんをおくるみごと包んで抱きかかえて家路を急ぐ若い母親や父親を見かけたものだった。最近見かけないのは風が吹かなくなったからか、育児環境が整ってそのような風の日に赤ん坊を抱えて出退勤しなくてもよくなったからか……。それとも、そのような時間帯に、私自身が外出しなくなったから??
2000/03/19


現在中国の気象局では、「浮塵」、「揚沙」、「沙塵暴」、「強沙塵暴」という黄砂指標を使って黄砂情報を出しています。ちなみに視界1km未満を「砂塵暴」、500m未満を「強砂塵暴」というのだそうです。

2004/1/29

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