忍者ブログ
燕京雑考@ブログ版
中国・北京の歴史、風習を紹介。一日一つを目指します。
 1 |  2 |  3 |  4 |
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

中国の貴金属店では定番の錠前タイプのペンダント。
「長命鎖」と言います。



「赤ん坊の命をこの世につなぎとめておくための錠前」
ということで、誕生祝いの贈り物の定番です。

この長命鎖は、「長命富貴」が左から書かれていので、擬古ものということがわかります。なのでいろいろと面白いのですが...
本当の錠前としても使えるようになっています。
そして
かぎの部分もあるのは、外国の影響もあるのか、そういうスタイルもあったのか...。
PR
あれやこれやさぐっていたところ錠前の骨董もどきを見つけたのでご紹介。


宝石箱用の"擬古"錠前です。
一番簡単なタイプのものです。


こちらはパスワードタイプ。
右から「登華五同」と合わせて開くようになっています。
両脇のお獅子のような顔は龍の九男で「椒図(ジョクト)」。
中国の伝統的な湯たんぽを購入しました。
「湯婆」(タンポ)と言います。
銅で作られています。


ふたを囲むように、龍と鳳凰がデザインされています。
古風なデザインのカバーも一緒に購入しました。


3サイズあり今回購入したのは中型です。
PC机に向かう時、膝の上に置いておきたいサイズです。

小型は、手持ちタイプ。懐炉、携帯行火のような感じでしょうか。
大型は、日本の湯たんぽのように、お布団の中に入れて使うのによい大きさのようです。
門墩(メンドン)

北京の古い家の入り口の両脇に、石の飾り物が置いてありますが、それをメンドンといいます。獅子や箱型でさまざまな彫り物が施してあるもの、太鼓型のものがあったりと、胡同を歩きながら見て歩く楽しみもあります。

もともと、メンドンは、その家の格式をがわかるようになっていたようです。獅子の置物は皇族及び官公庁。獅子+太鼓型の石は武官の家、獅子+箱型の石は文官の家...などと決められていたといいます。

これらの石には中国の吉祥の模様が彫られています。瑞雲、鶴、吉祥結び、八仙人のシンボル、鹿、蓮……。これらは人々の思いが彫られていたと思われます。


李華さんのお宅のメンドン


私の身近なところでは、いつも登場いただく李華さんのお宅のメンドンがあります。李華さんのお宅のメンドンは「壽」の文字が彫られています。これは珍しいものらしく、写真を撮って行く人もいると李華さんが言っていました。その実、「北京門墩」という本のなかに、李華さんのお宅のメンドンが載っています。
文化大革命の期間中、古いものがどんどん壊されましたが、このメンドンも例外ではありませんでした。胡同を歩いているとメンドンをたくさん見る事が出来ますが、傷ついたものが多く、その10年間があたえた傷跡の深さを思い知らされます。


李華さんのお宅のお隣のメンドン


現在、メンドンは保護されていて、かってに動かすことができないのだそうです。

留学生をたくさん受け入れている北京語言文化大学のキャンパスの中に。たくさんのメンドンが展示されている一角があります。でも、胡同の家々の前に置いてあるメンドンのほうが、見ていて楽しいものがあります。




寒いときには、手だけでも温めたいもの。
そんなときに使ったのが、携帯行火(手炉)です。

日本のカイロに比べて、持ち歩きに便利だとは思いませんが、
お金持ちのダンナなどが、手にしていたと思うと、ちょっと意気に感じてしまいます。

黒っぽくて、模様などは見えないのですが、
こうもり(福を意味する)、四君子(竹、梅、蘭、松)などが模様になっています。
私は、香炉に使っています。
Copyright ©  燕京雑考@ブログ版  All Rights Reserved.
*Material by Pearl Box  * Template by tsukika
忍者ブログ [PR]
Admin ♥ Write ♥ Res
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
カテゴリー
プロフィール
HN:
ぽんず
HP:
性別:
女性
ブログ内検索
カウンター
アクセスカウンター
フリーエリア
最新コメント
最新トラックバック
バーコード
忍者アナライズ