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燕京雑考@ブログ版
中国・北京の歴史、風習を紹介。一日一つを目指します。
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楊家埠年画選:蘭房生貴子、桂閣産麒麟




月の宮に麒麟が生まれ、我が家には大切な子供が生まれる.... といった対句が添えられています。
(ちなみに蘭房は、美しい人の部屋。桂閣は、月の宮殿のこと)


絵は、麒麟送子というデザインがベースです。
麒麟は聖人が世に現れるときに出現するといわれています。
良い子が生まれ、その子供が立派に育ちますようにますように.... という意味合いがあります。


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楊家埠年画選:獅童進門



子供の立身出世を願うデザインです。
子供が大きな獅子に乗りその傍らに小さな獅子は大獅小獅とともいうデザインです。
これは太師少師をあらわしています。
太師は周の三公、つまり大臣の一つ、少師はその補佐をする役職です。
楊家埠年画選:喜報三元



カカサギが三元合格の喜ばしい報告をしています。
三元とは科挙の試験の首席合格者のこと。
科挙には郷試、会試、殿試と地方試験から皇帝の御前試験まで三段階の試験がありますが、
そのそれぞれの首席合格者が解元、会元、状元といい、「三元」といいます。
その合格をカササギが伝えるというのが「喜報三元」
カカサギは中国語で「喜鵲」といい、名前からおめでたいデザインの中にはよく登場します。
楊家埠年画選:劉海戯金蟾



劉海、金の蝦蟇と戯れる

劉海という仙人が蝦蟇を降伏させた千年金蟾(ガマ)が金銭を吐き出し、貧しい人々を助けたという伝説がモチーフになっています。

ちなみに蝦蟇は三本足....です。
この蝦蟇は、劉海の父親(悪徳官吏だっとか)の姿だとかなんとか....

楊家埠年画選:五子奪魁



「魁」は科挙の第一位のこと。
デザインでは「魁」は「兜」になっています。
五人の子供が全員、その「魁」を奪うという望みを表しています。
またいつまでもそれが続く... ということで、「魁」ではなく「蓮」になっているものもあります。
そして「五子登科」など々意味のものもあります。
どれも子供の立身出世を祈るデザインです。
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