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燕京雑考@ブログ版
中国・北京の歴史、風習を紹介。一日一つを目指します。
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都の女たちは七月七日に、水を張った碗を日向に置き、そこに針を投げ入れる。

そして針が水面に浮びあがったときに、底に映った影をみる。

花を散らしたように動いたり、雲が流れるように動いたり、また映る影は細かったり、太かったり...。

その影の形によって手先の器用さを占う。

これを俗に”針投げ”という。



注:
かつて七夕の日には、織姫にあやかり、”針投げ”という”針占い”をしました。

針占いの方法

1. 七月七日(旧暦)の正午に、水を張った碗を日向に置き、しばらく。

2. しばらく置くと、埃などが水面を覆ってくる。

3. 縫い針を碗に投げ入れる。

4. 針が浮かび上がってくるのを待つ。

5. 浮かび上がった影を見る。

結果

  雲、花、鳥獣などに影が似ていたら、お針仕事は上手になるでしょう。

  糸のように細い影や、槌のように太い影だった場合、
  お針仕事は苦手かもしれません。 
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明日の、農暦(旧暦)の七夕の日に寄せて、中国の七夕をご紹介しましょう。
中国では昔の日本と一緒で季節のお祭りはすべて農暦(旧暦)で行います。
今でもそうです。ですから七夕は秋の行事になります。
七夕のことを中国語では「乞巧節」といいます。女の子がお針仕事が上手になることをお願いする日です。

お碗に水を汲み日向において、お碗に針を投げ込んで水面に浮かべます。水底にうつる針の影は、花のように、雲のように揺らめきます。その形を見て針仕事の巧拙を占うわけです。これは織姫に由来したお祭りです。

町では、織姫と彦星に題材をとった「天仙配」という劇が上演されたといいます。

説に寄れば、後漢のころにすでに「天の川の伝説」は広まっていたといいます。

現在、七夕の日は、中国の”情人説”(中国の恋人の日つまりバレンタインデー)などと、いわれるようになりましたが、
日本のような、七夕の習慣はありません。
ちょっと残念な気がします。

はてさて当地の日系のスーパーなどでは、7月7日に七夕セールをしたりしますが、
中国人の店員さんたちのほとんどは、七夕と乞巧節は同じものだと思っていないようです。
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