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中国・北京の歴史、風習を紹介。一日一つを目指します。
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松鼠葡萄日本語で言うと、「リスとブドウ」です。リスには松ぼっくり... というイメージがありますが、中国のデザインでは、リスにはブドウです。

食器、装飾品のデザインなどなど、あちらこちらで見かける、とても身近なデザインです。清朝の貴族の屋敷の屋根の上だったかでも見かけたことがあり、こんなところに、「リスとブドウ?」と驚いたことがありました。

画像は、有名な画家、斉白石の「松鼠葡萄」を切手にしたものです。

リスは、ねずみに繋がり、ねずみは子供をたくさん産むことから、子沢山の意味があります。葡萄も実が沢山つくことから、これまた子沢山の意味。そこから、「松鼠葡萄」は子沢山、豊作を願った図案になっています。
松鼠桂魚
「松鼠葡萄」といえば、蘇州の老舗レストラン「松鶴楼」にの名物料理に「松鼠桂魚」というなの料理があります。
リスを使った料理ではなく、「桂魚の松の実入り甘酢あんかけ」なのですが、必ず付け合せには葡萄がついています。魚を揚げた形が、リス(松鼠)に見えるからとこの名が付いたといいますが、これに葡萄を付け合せにして、「松鼠葡萄」を表しているわけです。なかなか凝ったことをしますよね。もちろん他のお店でもこの料理は出るのですが葡萄はあまり付いていません。オリジナルならではのこだわりでしょうか。蛇足ですが、蘇州大好き?だった清の乾隆帝はこの料理がお気に入りだったようです。
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