忍者ブログ
燕京雑考@ブログ版
中国・北京の歴史、風習を紹介。一日一つを目指します。
 224 |  223 |  222 |  221 |  220 |  219 |  218 |  217 |  205 |  206 |  207 |
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

臘八醋(十二月八日の醋漬のニンニク)

農暦(旧暦)の十二月八日にはニンニクを酢につける習慣があります。
きれいに洗って、皮をむいて、大きなビンに入れ、米酢を入れてふたをしておき、大晦日の晩に、餃子のあてに食べるのです。ニンニクは、色が青緑です。酢の影響でニンニクがその色に変わるのですが、きれいな色がついたときはうれしいものです。ニンニクはそれほど辛くもなく、餃子のあてにするのにちょうどよいのだそうです。(実はぽんずはナマのニンニクが苦手なので...伝聞調です)
写真は、「臘八蒜」。
写真よりも実物はもっときれいな色です。


ニンニク以外に酢は、餃子をつけて食べます。もともと中国では餃子は酢で食べます。日本のように醤油と酢と...という調味料を使いません。一般には「香醋」という酢を使いますが、最近では「餃子醋」というものも売られています。さて、大晦日にはその香醋ではなく、「臘八醋」に餃子を付けて食べます。酸味のなかにニンニクの辛さが程よくきいていてとてもおいしいものです。

はてさてこの「臘八醋」ですが、最近は臘八に作るとニンニクが漬かり過ぎるという現象が起きています。というのは昔、暖房も余りなかったころだからこそ十二月八日に漬ければ大晦日には兆度良いニンニクの酢漬けができたのです。ところがこのごろでは室内の温度が高くなり、早く漬かってしまうようになりました。そのため、李華さんはもうちょっと遅くニンニクをつけるといっていました。

その実、ドレッシング用に私もニンニクの醋漬を常備しているのですが、あっという間においしい「ガーリックビネガー」が出来ます。皆さんもお試しください。

PR
この記事にコメントする
Name
Title
Color
Mail
URL
Comment
Password   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret (管理人しか読むことができません)
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
Copyright ©  燕京雑考@ブログ版  All Rights Reserved.
*Material by Pearl Box  * Template by tsukika
忍者ブログ [PR]
Admin ♥ Write ♥ Res
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
カテゴリー
プロフィール
HN:
ぽんず
HP:
性別:
女性
ブログ内検索
カウンター
アクセスカウンター
フリーエリア
最新コメント
最新トラックバック
バーコード
忍者アナライズ