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燕京雑考@ブログ版
中国・北京の歴史、風習を紹介。一日一つを目指します。
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粉彩像生瓷果品盤

おめでたい食べ物をお皿に並べました....

という感じですが、これは、色づけされた陶磁器で作られた物です。
本物のように作られた陶器を像生瓷というそうです。

お皿には、蟹、クルミ、ナツメ、茘枝、クワイ、ザクロ、落花生、蓮の実、サクランボ、ヒシの実などがのっています。

蟹は、一甲をあらわします。
一甲とは、科挙の最終試験「殿試」の最優秀のクラスのことで、
”祈・一甲合格”といった意味合いがあります。

茘枝は、茘枝の木は400年を経ても頑丈であるということから長寿を意味します。

くるみ、ざくろは、”たくさんの子供に恵まれますように
ナツメ、落花生は、”早く子に恵まれますように”という意味があります。

ということから、早くたくさんの子供に恵まれ、優秀な子供になりますように...
というようなデザインです。

結婚式に、使われたのでしょうね...

写真は、故宮の清の乾隆年間のものです。
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