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燕京雑考@ブログ版
中国・北京の歴史、風習を紹介。一日一つを目指します。
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都では、神様の絵を「神馬児」といい、直接「神様」ということを避ける。そのため月の神様の画像を「月光馬児」と言う。



「月光馬児」は紙に描かれているもので、
上半分に 月の神様である「太陰聖君」の菩薩の姿、
下半分に、月の宮殿と薬をつく月ウサギが描かれている。
月ウサギの姿は、ちょうどウサギが人間の姿をして立ち杵を持っているように描かれている。

色鮮やかで、黄金に輝いているその絵は街中で売られている。
1mぐらいのものから2mぐらいのものまであり、
絵の上に赤緑か黄色の旗がつけられている。その絵を月に供えるのだ。
香をたき、月を拝み、その儀式のあとにはお備えをした紙製の”千張”やお金を燃やす。

『宛署雑記』によれば、「千張」とは、紙を細く切ったもので、冥土のお金のようなものだという。


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訳注:

「儀式のあとにはお備えをした紙製の”千張”やお金を燃やす」:中国ではさまざまはお祭りの際に、紙でできたお金などを燃やし、供養とする習慣があります。

薬をつく月ウサギ:日本ではお持ちを撞いているウサギだが、中国では不老長寿のクスリを撞いていることになっています。
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