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燕京雑考@ブログ版
中国・北京の歴史、風習を紹介。一日一つを目指します。
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北京民間生活彩図:糞夫図(糞拾い図)



糞拾いは、片手に肥柄杓を持ち、片手に手提げ提灯をぶら下げ、肥桶を背負っています。

北京風俗図譜2(平凡社東洋文庫)の内田道夫氏の解説には、
「糞夫が馬牛の糞を救って背中の桶に投げいれるのは、よく見受けられた該当風景」
とあり、輸送手段などで街中を歩いていた家畜の糞拾いをしていたようです。集められた糞は肥料として売られます。

左手に提げている提灯は箱型で、三面が紙、一面がガラスで出来ていました。図の解説によると「諸葛灯」といったとありますが、いろいろ調べてみましたが、「諸葛灯」という言葉を見つけることが出来ませんでした。

またこの図の解説に、「俗称、掏茅厠(便所汲み)」と書いてありましたが、どちらかというとそちらは「肥車」のほうのような気がするのですが、詳しいことはわかりませんでした。ちなみに「茅厠」は単にトイレのことで、とくに「茅(チガヤ)」で出来ているかどうかとは関係ありません。
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北京民間生活彩図:賣白薯図(焼き芋売りの図)



焼き芋売りは、家で芋を洗って、鍋に入れて蒸し焼きにして、街に出て流し売りをします。

焼き芋は飢えを満たしてくれるが、食べ過ぎないほうがよい、とは図の解説から...
北京民間生活彩図:賣玻璃喇叭図(ガラスラッパ売りの図)



溶かしたガラスで作ったラッパです。とても長くて60~90cmもあるそうです。
(こちらを参照ください → 燕京歳時記より 「凧、けり羽根、ガラスのラッパ、ポッペン...」

また似たものにポッペン(ビードロ)があり、これらは共に冬や春の縁日で売られていて、買って音を鳴らして楽しみました。
北京民間生活彩図:乞丐人図(乞食の図)



乞食ですが、犬を連れていています。
連れている犬が前足をかけているのは、踏み板を踏むと小型のシンバルが鳴るようになっている装置。
犬にシンバルを鳴らさせて物乞いしています。
北京民間生活彩図:賣鮮花図(生花売りの図)



手にしているのは、生花で作った花簪、そして提げている籠は花を生ける籠です。

生花はいつでも手に入りましたが、冬は、春夏の数倍の価格がしたと言います。
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